3月の現状判断DIは、前月比5.9ポイント上昇の51.8となり、2か月連続で上昇した。 家計動向関連DIは、東日本大震災からの復興ムードの高まりに伴う消費の活発化がみられたこと等から、上昇した。 企業動向関連DIは、円高の一服感が浸透してきたこと等から、上昇した。 雇用関連DIは、建設業や自動車関連を中心とする製造業での求人が増加していたことから、上昇した。 3月の先行き判断DIは、前月比0.4ポイント低下の49.7となり、3か月ぶりに低下した。 先行き判断DIは、東日本大震災からの復興需要や円安傾向の継続等への期待感がみられる一方で、原油価格の上昇等による先行き不透明感から、家計動向部門及び企業動向部門で低下し、雇用部門で上昇した。 以上のことから、今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、持ち直している」とまとめられる。 |
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を5.9ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を8か月ぶりに上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.7となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を0.4ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を2か月ぶりに下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比