平成19年12月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(12月)

12月の現状判断DIは、前月比2.2ポイント低下の36.6となった。

家計動向関連DIは、ガソリン、灯油、食品の価格上昇の影響が続いていることに加えて、年末商戦が不調だったことから、低下した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響が続いていることから、低下した。雇用関連DIは、新規求人数の減少が続いていることから、低下した。この結果、現状判断DIは9か月連続で低下し、横ばいを示す50を9か月連続で下回った。

12月の先行き判断DIは、前月比1.8ポイント低下の37.0となった。

先行き判断DIは、家計部門ではガソリン、灯油、食品の価格上昇によって消費意欲が減退することや、雇用部門で新規求人数の減少が続くことなどが懸念されて、8か月連続で低下した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気回復の実感は極めて弱くなっているとのことであった。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、36.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.2ポイント下回り、9か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を9か月連続で下回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、37.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.8ポイント下回り、8か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を7か月連続で下回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI