平成19年10月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(10月)
10月の現状判断DIは、前月比1.4ポイント低下の41.5となった。
家計動向関連DIは、ガソリン価格や一部食品価格の上昇の影響がみられたことから、低下した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響が続いていることから、業種を問わずに低下した。雇用関連DIは、新規求人数が多くの地域で減少したことから、低下した。なお、全般的に建築着工の遅れの影響がみられた。この結果、現状判断DIは7か月連続で低下し、横ばいを示す50を7か月連続で下回った。
10月の先行き判断DIは、前月比2.9ポイント低下の43.1となった。
先行き判断DIは、家計部門ではガソリン価格や一部食品価格の上昇によって消費意欲が減退することや、企業部門では原油・原材料価格の上昇や建築着工の遅れの影響が当面続くことが懸念されて、6か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気回復に引続き弱い動きがみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、41.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.4ポイント下回り、7か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を7か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、43.1となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.9ポイント下回り、6か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比