平成19年9月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(9月)
9月の現状判断DIは、前月比1.2ポイント低下の42.9となった。
家計動向関連DIは、一部食品価格等の上昇の影響に加え、記録的な残暑により秋物衣料の動きが鈍かったことから、低下した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響が続いているものの、一部の製造業が好調であったことから、やや上昇した。雇用関連DIは、求人意欲が底固いことから、やや上昇した。この結果、現状判断DIは6か月連続で低下し、横ばいを示す50を6か月連続で下回った。
9月の先行き判断DIは、前月比0.5ポイント低下の46.0となった。
先行き判断DIは、原油・原材料価格の上昇の影響が家計部門、企業部門ともに懸念されたことを主因として、5か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復に弱い動きがみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、42.9となった。企業動向関連、雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を1.2ポイント下回り、6か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を6か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、46.0となった。家計関連関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を0.5ポイント下回り、5か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比