平成19年8月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(8月)
8月の現状判断DIは、前月比0.6ポイント低下の44.1となった。
家計動向関連DIは、ガソリン価格の上昇等の影響は続いているものの、記録的な猛暑から夏物商品の売行きが好調だったことから、上昇した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響が続いていることに加え、円高を懸念する声も一部であったことから、低下した。雇用関連DIは、求人数が伸び悩んだことや、一部で工場や事業所の閉鎖があったことから、低下した。この結果、現状判断DIは5か月連続で低下し、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。
8月の先行き判断DIは、前月比0.2ポイント低下の46.5となった。
先行き判断DIは、求人数の伸び悩みが見込まれることから、4か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復に弱い動きがみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.1となった。家計動向関連のDIは上昇したものの、企業動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を0.6ポイント下回り、5ヶ月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、46.5となった。家計関連関連のDIは増加したものの、企業動向関連のDIは変わらず、雇用関連のDIが低下したことから、前月を0.2ポイント下回り、4か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比