平成19年7月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(7月)

7月の現状判断DIは、前月比1.3ポイント低下の44.7となった。

家計動向関連DIは、ガソリン価格の上昇、税負担感の増加を指摘する声に加え、梅雨明けの遅れや台風4号、新潟県中越沖地震といった天候や自然災害の影響もみられたことから、低下した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響は続いているものの、製造業の一部で受注が堅調であったことから、やや上昇した。雇用関連DIは、求人意欲の強さにばらつきがみられ、ならすと横ばいで推移した。この結果、現状判断DIは4か月連続で低下し、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。

7月の先行き判断DIは、前月比1.7ポイント低下の46.7となった。

先行き判断DIは、一部食品やガソリン価格の値上げの影響が懸念され、家計部門を中心に3か月連続で低下した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復に弱い動きがみられるとのことであった。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、44.7となった。企業動向関連のDIは上昇したものの、雇用関連のDIは変わらず、家計動向関連のDIは低下したことから、前月を1.3ポイント下回り、4ヶ月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、46.7となった。雇用関連のDIは増加したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.7ポイント下回り、3か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI