平成19年5月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(5月)
5月の現状判断DIは、前月比2.9ポイント低下の46.8となった。
家計動向関連DIは、行楽需要はまずまずであったものの、ゴールデンウィークが明けてからの消費者の動きが鈍かったことから、低下した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の上昇の影響に加え、製造業で受注の伸び悩みを指摘する声もあったことなどから、低下した。雇用関連DIは、新規求人の伸びが一服したことから、低下した。この結果、現状判断DIは2か月連続で低下し、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
5月の先行き判断DIは、前月比1.9ポイント低下の50.0となった。
先行き判断DIは、原油・原材料価格をはじめとする物価上昇の影響に対する懸念がみられることから、企業部門を中心に2か月ぶりに低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気はこのところ回復に弱い動きがみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、46.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.9ポイント下回り、2ヶ月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.9ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比