平成19年1月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(1月)
1月の現状判断DIは、前月比1.7ポイント低下の47.2となった。
家計動向関連DIは、暖冬の影響で冬物商品が不調だったことや、新年会などへの出足が鈍かったことから、低下した。企業動向関連DIは、一部で暖冬の影響がみられたことから、低下した。雇用関連DIは、企業の求人意欲が持ち直したことから、やや改善した。この結果、現状判断DIは2か月ぶりに低下し、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
1月の先行き判断DIは、前月比2.0ポイント上昇の50.9となった。
先行き判断DIは、消費者が少し良いものを求める傾向がみられることや、バレンタインなどのイベントに対する消費者の反応が良いことに加え、行楽需要に対する期待感もあって、家計部門を中心に4か月ぶりに上昇した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復が緩やかになっているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、47.2となった。雇用関連のDIは上昇したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが低下したことから、前月を1.7ポイント下回り、2か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.9となった。企業動向関連は横ばいだったものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を2.0ポイント上回り、4か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を3か月ぶりに上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比