平成18年12月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DIは、前月比0.0ポイントの48.9となった。
家計動向関連DIは、暖冬の影響で冬物商品は不調だったものの、クリスマスディナーやお節料理等では高額な商品の動きが良かったことから、おおむね横ばいで推移した。企業動向関連DIは、企業の設備投資意欲が底固い上に、受注の持ち直しもあって、やや改善した。雇用関連DIは、地域を問わず、求人の増加に一服感がみられることから、低下した。この結果、現状判断DIは3か月ぶりに横ばいとなったが、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
12月の先行き判断DIは、前月比0.8ポイント低下の48.9となった。
先行き判断DIは、所得の伸びが見込まれないとの声もあって個人消費が停滞することや、新規求人が減少してきていることなどへの懸念から、3か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復が緩やかになっているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、48.9となった。家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したものの、雇用関連のDIが低下したことから、前月に対し横ばいとなった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.9となった。企業動向関連のDIが上昇したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を0.8ポイント下回り、3か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比