平成18年10月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(10月)
10月の現状判断DIは、前月比0.2ポイント低下の50.8となった。
家計動向関連DIは、総じておおむね横ばいで推移した。旅行などサービス関連は好調だった一方で、10月としては記録的に暖かかったため、ニットやジャケットの動きが鈍かったという指摘もあった。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の高値の影響は継続しているものの、企業の設備投資意欲は引き続き堅調であることから、横ばいで推移した。雇用関連DIは、企業の採用意欲が底固いことから、高水準で推移した。この結果、現状判断DIは3か月ぶりにわずかに低下したが、横ばいを示す50を3か月連続で上回った。
10月の先行き判断DIは、前月比0.3ポイント低下の52.5となった。
先行き判断DIは、小売や製造業にやや弱さがみられ、3か月ぶりにわずかに低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復しているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、50.8となった。企業動向関連は横ばいだったものの、家計動向関連、雇用関連のDIが低下したことから、前月を0.2ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、52.5となった。企業動向関連、雇用関連のDIが上昇したものの、家計動向関連のDIが低下したことから、前月を0.3ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を3か月連続で上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比