平成18年9月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(9月)

9月の現状判断DIは、前月比0.8ポイント上昇の51.0となった。

家計動向関連DIは、コートやブーツなど季節を先取りした商品の動きは良かったものの、全体をけん引するには至らず、おおむね横ばいで推移した。企業動向関連DIは、原油・原材料価格の高止まりの影響は継続しているものの、製造業の受注が持ち直したことから、上昇した。雇用関連DIは、企業の採用意欲が引き続き高いことから、上昇した。この結果、現状判断DIは2か月連続で上昇し、横ばいを示す50も2か月連続で上回った。

9月の先行き判断DIは、前月比1.3ポイント上昇の52.8となった。

先行き判断DIは、高騰した原油価格の影響にやや落ち着きがみられはじめ、設備投資意欲は高く、消費意欲も底固いと指摘されることから、2か月連続で上昇した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復しているとのことであった。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で上回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、52.8となった。雇用関連は低下したものの、家計動向関連、企業動向関連のDIが上昇したことから、前月を1.3ポイント上回り、2か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で上回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI