平成18年5月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(5月)
5月の現状判断DIは、前月比3.1ポイント低下の51.5となった。
家計動向関連DIは、ゴールデンウィークの行楽需要は好調だったものの、その後は天候不順が続いたため、全般的に客足が鈍かったことに加え、小売関連で夏物衣料が不調だったことから、低下した。企業動向関連DIは、一部で天候不順の影響がみられたことに加え、原油・原材料価格上昇の影響が継続していることから、低下した。雇用関連DIは、企業の採用意欲は引き続き高いものの、人材不足のために求人が充足されないこともあり、低下した。この結果、現状判断DIは2か月連続で低下したものの、横ばいを示す50を13か月連続で上回った。
5月の先行き判断DIは、前月比1.2ポイント低下の53.8となった。
先行き判断DIは、家計動向関連を中心に、原油価格上昇の影響が懸念されることから、3か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復しているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、51.5となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を3.1ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を13か月連続で上回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、53.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.2ポイント下回り、3か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を14か月連続で上回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比