平成18年4月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(4月)

4月の現状判断DIは、前月比2.7ポイント低下の54.6となった。

家計動向関連DIは、ゴールデンウィークの予約も含めて行楽需要は好調だったものの、低温が続き、小売関連で春夏物衣料の動きが鈍かったことから、低下した。企業動向関連DIは、受注は安定しているものの、原油・原材料価格上昇の影響がみられたため、低下した。雇用関連DIは、企業の採用に対する積極的な姿勢が目立つことから、引き続き高水準で推移した。この結果、現状判断DIは3か月ぶりに低下したものの、横ばいを示す50を12か月連続で上回った。

4月の先行き判断DIは、前月比1.2ポイント低下の55.0となった。

先行き判断DIは、原油価格上昇の消費者マインドへの影響が懸念されることから、2か月連続で低下した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は回復しているとのことであった。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、54.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を2.7ポイント下回り、3か月ぶりの低下となった。また、横ばいを示す50を12か月連続で上回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、55.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.2ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を13か月連続で上回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI