平成17年9月調査（抜粋）：景気ウォッチャー調査

今月の動き（９月）

９月の現状判断ＤＩは、前月比1.2ポイント上昇の51.7となった。

家計動向関連ＤＩは、小売関連で残暑が続いたことから秋物がやや伸び悩んだものの、サービス関連で旅行需要が堅調だったことから、やや上昇した。企業動向関連ＤＩは、原油や原材料の価格上昇の影響が引き続きみられたものの、製造業・非製造業ともに回復に広がりがみられたことから、上昇した。雇用関連ＤＩは、求人数の増加が底固く、その中身をみると、正社員や紹介予定派遣が増えていることや人手不足感もみられることから、引き続き高水準で推移した。この結果、現状判断ＤＩは２か月連続で上昇し、横ばいを示す50を５か月連続で上回った。

９月の先行き判断ＤＩは、前月比1.2ポイント上昇の53.1となった。

先行き判断ＤＩは、原油や原材料の価格上昇の影響は引き続き懸念されるものの、消費者の購買意欲や旅行意欲の高まりが期待され、２か月ぶりに上昇した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は、緩やかに回復しているとのことであった。