平成17年1月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(1月)
1月の現状判断DIは、前月比0.8ポイント上昇の45.0となった。
家計動向関連DIは、初売りやクリアランスセールがおおむね好調だったことから、小売関連を中心にやや上昇した。企業動向関連DIは、非製造業で荷動きが鈍かったものの、製造業で食品が比較的好調だったことから、おおむね横ばいで推移した。雇用関連DIは、求人数の増加が底固さを続けていることからおおむね横ばいで推移した。この結果、現状判断DIは6か月ぶりに上昇したが、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。
1月の先行き判断DIは、前月比4.3ポイント上昇の48.3となった。
先行き判断DIは、愛知万博の開会が旅行需要を盛り上げることへの期待感や、小売関連や住宅関連において下げ止まり感がみられたことから、家計分野を中心に3分野ともに上昇した。この結果、先行き判断DIは横ばいを示す50を4か月連続で下回ったが、9か月ぶりに上昇した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、先行きに回復期待があるものの、景気回復に弱い動きがみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、45.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回り、6か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を5か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.3となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を4.3ポイント上回り、9か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を4か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比