平成16年9月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(9月)
9月の現状判断DIは、前月比3.4ポイント低下の47.3となった。
家計動向関連DIは、台風の影響もあって来客数が減少したこと、残暑が続いたこと等から、小売関連を中心に低下した。企業動向関連DIは、素原材料価格の持続的な上昇の影響が全般的にみられたことから低下した。雇用関連DIは、求人数の増加が底固いことから、引き続き高水準で推移した。この結果、現状判断DIは2か月連続で低下し、横ばいを示す50を8か月ぶりに下回った。
9月の先行き判断DIは、前月比で1.7ポイント低下の50.0となった。
先行き判断DIは、原油価格等の上昇の影響や暖冬予測による冬物の伸び悩みへの懸念がみられたため、低下した。この結果、先行き判断DIは5か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、天候不順や素原材料価格の持続的な上昇の影響もあって、景気回復の動きに一服感がみられるとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、47.3となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を3.4ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を8か月ぶりに下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、50.0となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を1.7ポイント下回り、5か月連続の低下となった。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比