平成15年12月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(12月)
12月の現状判断DIは、前月比で0.8ポイント上昇の49.1となった。
家計動向関連DIは、11月に暖冬の影響で大きく落ち込んだ百貨店やスーパーが持ち直したことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業・非製造業ともに持ち直しの動きが続いており、おおむね横ばいで推移した。雇用関連DIは、求人数の増加が続いていることから高水準で推移した。この結果、現状判断DIは2か月ぶりに上昇した。
12月の先行き判断DIは、前月比で0.7ポイント低下の47.8となった。
先行き判断DIは、BSE問題の影響が懸念され、スーパーや飲食関連を中心に低下した。この結果、先行き判断DIは2か月連続で低下した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は、3か月前と比較しておおむね変わらないとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、49.1となった。企業動向関連、雇用関連は低下したものの、家計動向関連のDIが上昇したことから、前月を0.8ポイント上回り、2か月ぶりの上昇となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、47.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが低下したことから、前月を0.7ポイント下回り、2か月連続の低下となった。また、横ばいを示す50を2か月連続で下回った。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比