平成15年10月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(10月)

10月の現状判断DIは、前月比で2.2ポイント上昇の50.8となり、平成12年7月以来3年3か月ぶりに横ばいを示す50を上回った。

家計動向関連DIは、秋冬物の衣料品や宝飾品に動きのみられた百貨店を中心に上昇した。企業動向関連DIは、製造業の持ち直しの動きが続いていることから上昇した。雇用関連DIも、求人数の増加が続いていることから上昇した。

10月の先行き判断DIは、前月比で1.2ポイント上昇の51.1となり、平成12年9月以来、3年1か月ぶりに50を上回った。

先行き判断DIは、デジタル家電、衣料品等の販売増に対する期待等により上昇した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は持ち直しの動きが広がっているとのことであった。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、50.8となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を2.2ポイント上回り、5か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を39か月振りに上回った。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、51.1となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.2ポイント上回り、7か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を37か月振りに上回った。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI