平成15年9月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査

今月の動き(9月)

9月の現状判断DIは、前月比で2.2ポイント上昇の48.6となり、4か月連続して上昇した。

家計動向関連DIは、住宅、自動車、新型家電製品等に動きがみられたことから上昇した。企業動向関連DIは、製造業、非製造業のいずれについても持ち直しの動きが続いていることから上昇した。また、求人数の増加が続いていることから、雇用関連DIは他の分野より大きく上昇した。

9月の先行き判断DIは、前月比で1.0ポイント上昇の49.9となり、6か月連続して上昇した。

先行き判断DIは、家電製品を中心に、比較的高額な商品の販売増に対する期待、雇用情勢の回復に対する期待等により上昇した。

景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は持ち直しの動きが続いているとのことであった。

全国の動向

1.景気の現状判断DI

3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、48.6となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を2.2ポイント上回り、4か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を38か月連続で下回っている。

図表1 景気の現状判断DI

景気の現状判断DI(表)

図表2 構成比

構成比

景気の現状判断DI(グラフ)

2.景気の先行き判断DI

2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、49.9となった。企業動向関連は低下したものの、家計動向関連、雇用関連のDIが上昇したことから、前月を1.0ポイント上回り、6か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を36か月連続で下回っている。

図表4 景気の先行き判断DI

景気の先行き判断DI

図表5 構成比

構成比

景気の先行き判断DI