平成15年8月調査(抜粋):景気ウォッチャー調査
今月の動き(8月)
8月の現状判断DIは、前月比で1.5ポイント上昇の46.4となり、3か月連続の上昇となった。
家計動向関連DIは、衣料品、飲食料品等の夏物商品が天候不順の影響により不振だったものの、秋物衣料や新型家電製品等に動きがみられたことから上昇した。企業動向関連DIは、サービス業を中心に非製造業が持ち直したことから上昇した。雇用関連DIも、求人数の増加が続いていることから上昇した。
8月の先行き判断DIは、前月比で2.1ポイント上昇の48.9となり、5か月連続の上昇となった。
先行き判断DIは、自動車、家電製品等の新商品投入効果に対する期待、雇用情勢の回復に対する期待等により上昇した。
景気ウォッチャーによる判断を総合すると、景気は持ち直しの動きが続いているとのことであった。
全国の動向
1.景気の現状判断DI
3か月前と比較しての景気の現状に対する判断DIは、46.4となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を1.5ポイント上回り、3か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を37か月連続で下回っている。
図表1 景気の現状判断DI
図表2 構成比
2.景気の先行き判断DI
2~3か月先の景気の先行きに対する判断DIは、48.9となった。家計動向関連、企業動向関連、雇用関連のすべてのDIが上昇したことから、前月を2.1ポイント上回り、5か月連続の上昇となった。また、横ばいを示す50を35か月連続で下回っている。
図表4 景気の先行き判断DI
図表5 構成比