日露経済政策対話Japan Russia Economic Policy Dialogue
第24回日露経済政策対話
平成19年10月24日
内閣府国際経済担当
日露経済政策対話は、1992年以降、内閣府(旧経済企画庁)とロシア連邦経済発展貿易省との間で、両国の経済情勢・政策等について定期的に意見交換を行うことを目的として開催している。平成19年10月24日(水)、第24回日露経済政策対話がロシア経済発展貿易省(モスクワ)にて行われたところ、概要以下のとおり。
- 出席者
- (日本側)杉田 経済財政政策担当大臣国際経済アドヴァイザー 他
(ロシア側)ベロウソフ経済発展貿易省次官 他 - 議題
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- 日本経済の現状と見通し、日本の構造問題と経済財政政策
- ロシア経済の現状と見通し、ロシアの構造問題と経済財政政策
- 極東・ザバイカル地域の開発政策について
- 結果と概要
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- 両国経済の現状と見通し、マクロ経済政策運営について意見交換を行った。
- マクロ経済政策運営について、我が国からは経済財政諮問会議の役割、歳出歳入一体改革等について説明。また、経済財政改革の基本方針2007の概要を説明した。これに対し、ロシア側からは我が国の財政再建に向けた政策を評価するとともに、米ドル安が経済に与える影響、世界経済の減速リスクについての我が国の見解、公共投資のあり方についての関心が示された。
- ロシア側からは、中期経済予測、生産年齢人口の減少、生産・輸送インフラの整備、石油安定化基金再編策、極東・ザバイカル発展プログラムについての説明があり、今後の経済財政政策運営のあり方について議論を交わした。
- 本協議は両国の協力関係の強化に重要な役割を果たしているとの見方で一致した。
以上