山際大臣の経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会への出席について(令和4年6月)
山際大志郎経済財政政策担当大臣は、フランス・パリで開催された2022年経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席しました。
今回の閣僚理事会は、「我々が望む未来:次世代及び持続可能な移行に向けたより良い政策(The Future We Want: Better Policies for the Next Generation and a Sustainable Transition)」をテーマに開催され、ロシアによるウクライナ侵略の影響、貿易と環境の持続可能性、OECDとアフリカ等について、関係閣僚等による議論が行われました。
山際大臣は、6月10日の「若者のためのより良い未来構築」のセッションに出席しました。同セッションでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が若者に与えた影響と今後の未来を担う若者に対する必要な支援に関して議論が行われました。
山際大臣からは、岸田内閣が掲げる「新しい資本主義」の考え方とその中核である「人への投資」に関する取組について発言しました。具体的には、官民連携で社会課題解決と力強い成長の二兎を追うことで、持続可能な経済を作る「新しい資本主義」の実現を目指していること、新しい資本主義の中核は、若者を中心とした「人への投資」であり、賃上げの社会的雰囲気の醸成とともに、3年間で4,000億円規模の施策パッケージ等を講じ、成長分野への円滑な労働移動等に取り組むこと、戦後に次ぐ創業ブームを起こすべく、若者が躊躇なくスタートアップに挑戦できる環境整備に取り組むことなどについて発言しました。
同セッションの議長取りまとめの際には、ダドーネ議長(イタリア若者政策担当大臣)から、日本の「新しい資本主義」における「人への投資」に関する取組の重要性を指摘する発言がありました。
また、閣僚理事会全体における議論の成果は、「閣僚声明」として取りまとめられました。
以上