櫻田副大臣の第45回OECD閣僚理事会出席について(平成18年5月)
櫻田内閣府副大臣は、平成18年5月23日から24日にかけて開催された第45回経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席しました。
今回の閣僚理事会のテーマは「繁栄の実現」であり、長期持続的な繁栄には、構造改革の推進が不可欠であるとの認識が参加各国で共有され、経済動向や今後のリスク要因、構造改革の進め方を中心に有意義な議論が行われました。
OECDの「エコノミック・アウトルック79」(平成18年5月)にあるように、世界経済の回復が見込まれていますが、種々のリスク要因もあり、政策的努力が必要であるという点で共通認識がありました。
日本においては、「改革なくして景気回復なし」との認識の下、小泉構造改革を進めてきましたが、他国においても、構造改革において、日本と同じような課題に直面していることが改めて認識され、各国の経験を踏まえた議論を通じ、知見を共有することの重要性が感じられました。
日本経済は、バブル後を脱し、バランスのとれた景気回復を遂げていますが、人口減少や新興経済国の台頭といった環境に対応するため、引き続き構造改革の推進に全力を尽くすことが必要と考えられます。
以上