伊藤副大臣の第43回OECD閣僚理事会出席について(平成16年5月)
伊藤内閣府副大臣は、平成16年5月13日から14日にかけて開催された第43回経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席し、経済見通しに関するセッション、高齢化社会における成長力強化に関するセッション、医療システムの財政持続性に関するセッションに参加しました。
経済見通しに関するセッションでは、日本の本格的な回復は構造改革の成果が現れてきたものであることを指摘し、今後もさらに構造改革を推進していく旨、発言をしました。
高齢化社会における成長力強化に関するセッションでは、人口高齢化が経済に与えるマイナスの影響を緩和するために、高齢者や女性、若者の雇用をいかに増やしていくか、年金制度をどのように改革していくか、生産性を上昇させるための、知的資産、人的資本、イノベーション、ビジネスネットワークの活用はいかにあるべきか等について、議論を行いました。
医療システムの財政持続性に関するセッションにおいては、医療費の伸びの増大を抑制するために、医療供給の効率化や競争の導入、公的保険と私的保険の役割分割など、バランスをとって改革を進めていく必要性があることが指摘されました。
以上