竹中大臣の第42回OECD閣僚理事会出席について(平成15年4月)
竹中経済財政担当大臣は、平成15年4月28日から30日にかけてパリで開催されたOECDフォーラム2003及び第42回OECD閣僚理事会に出席し、世界及び日本経済の現状と見通しとともに、小泉内閣が進める構造改革について説明しました。
竹中大臣は、閣僚理事会の経済見通しのセッションにおいて、議論をリードするための冒頭スピーチを行い、世界経済を順調な成長経路に回復させるためには、各国が短期的な問題のみならず長期的な構造問題に取り組む必要があることを指摘しました。また、日本経済については、「金融システム改革」、「税制改革」、「歳出改革」及び「規制改革」のいわゆる四本柱の構造改革を中心に改革を進めていくことが、持続可能な経済成長を達成する上で重要である旨強調しました。さらに、米国のクロスナー大統領経済諮問委員会委員、フランスのメール経済財政産業大臣と個別に意見交換を行いました。
これらの会合においては、我が国の構造改革に対する各国の理解が着実に進んでいることが実感されました。今後とも、こうした機会を通じて、日本の政策について各国の理解を深めていくことが重要であると考えられます。
以上