循環型経済社会に関する専門調査会 第6回循環型経済社会に関する専門調査会議事要旨

第6回循環型経済社会に関する専門調査会議事要旨

開催要領

  • 開催日時:平成13年11月13日(火曜日)12時00分~13時00分
  • 開催場所:内閣府合同庁舎第4号館共用第1特別会議室
  • 出席委員
    会長:小宮山 宏(東京大学大学院工学系研究科長)
    委員:植田 和弘(京都大学大学院経済学研究科教授)
    同:田中 勝(岡山大学大学院自然科学研究科教授)
    経済財政諮問会議議員:吉川 洋(東京大学大学院経済学研究科教授)
    (関係省等)総合科学技術会議、都市再生本部、環境省、経済産業省、国土交通省、農林水産省、文部科学省

議事次第

  • 開会
  • 中間とりまとめ(案)の検討
  • その他
  • 閉会

配布資料一覧

概要

事務局による資料2(PDF形式:83KB)PDFを別ウィンドウで開きますの説明、質疑応答

(田中委員)よくまとまっている。ただ言葉の点で、「動脈部門のグリーン化」と「動脈産業のグリーン化」が出てくるが、できれば「動脈産業のグリーン化」に統一したほうがよいと思う。

(植田委員)15ページの「経済的手法による経済社会システムの改革」において、廃棄するよりもリサイクルの方が相対的に有利であるとか、再生資源活用の方が一次資源利用よりも有利にするといった方向で改革するとのことだが、以前内閣府のミレニアムプロジェクトにおいて議論されたマテリアルタックス、「一次資源税」についても、天然資源の消費抑制という側面から、廃棄物税と同様に本文に何らかの記述があってもよいと思う。

(経済産業省)その点は経済学的、理論的には考えられる手法だが、具体的な課税方法やその影響分析等について現段階では議論が深まっていない。循環型社会基本法の23条には経済的措置について調査・研究と謳われており、それ以上踏み込むにはまだ十分に議論されていないのではないか。

(植田委員)リサイクルが進んでいく仕組みが市場経済の中に組み込まれるようなシステムの改革が必要、というのが本文の基本的なスタンスである。廃棄物税も入っており、リサイクルを促進することも含めて、検討を進めることは問題がないだろう。

(環境省)バージン製品との価格差を埋め、リサイクル製品の普及を図るという意味では一つの方法であり、検討することを頭から否定するのはどうかと思う。
またインセンティブを与える意味では、昨年制定されたグリーン購入法により、経済社会システムの中にグリーン購入の波が広がることは、実質的にそれを補完することになると考える。

(吉川議員)インセンティブという面では補助金でもいいわけですね。

(坂政策統括官)経済的手法については幅広い検討を進めると書いてあり、すぐに結論を出すとは言っていないので、文章の書き方の話だろう。

(経済産業省)資源税やマテリアルタックスについて、循環型社会基本法で言っている調査・研究は行わなければならないと考えているが、本専門調査会の報告に資源税などが記述されたことによる世の中への影響を考えると、表現ぶりについて気を使う必要があり、後ほど調整させてほしい。

(環境省)本専門調査会で最終埋立処分量を10分の1に減らすことを掲げるにあたっては、一般の国民が本文を読んだときに納得できるように、その可能性の根拠を本文なり脚注なりに入れておけば、より説得力が増すのではないか。

(田中委員)その点について、処分場から有害な汚染物が漏れるなどの一般市民が心配するようなものはできるだけ減らすということも含めて決めている。埋立処分の中でも土地造成的に使って汚水対策が必要ないものは、埋立処分とは言わないというように理解して、半永久的に管理が必要なものは少ない方がよく、そのようなことを踏まえて本文又は注に書いてほしい。

(小宮山会長)本日出された論点については、その書きぶりも含めて検討したい。
また10分の1の根拠については、誤解を招かないで、なおかつ国民がポジティブな気持ちになれるような表現を考えたい。
詳細については会長一任ということで、微修正したものを本専門調査会の中間とりまとめとしてお諮りしたい。
(「異議なし」と声あり)

(小宮山会長)これまで3ヵ月半足らずの間に、委員を始めとして事務局、関係府省との打ち合わせ、20~30の関係者からヒアリングを行い、結果として望外の報告書ができたと感じている。御協力をいただいた皆様方に心から感謝したい。
ぜひこれを中間とりまとめとして経済財政諮問会議に報告させていただき、21世紀の国民のよすがの一つとなっていくことを心から期待している。

(渡辺政務官)本専門調査会では委員を始めとして関係府省の皆さんの精力的で幅広い議論をもとに、極めて短期間のうちにすばらしい報告書をまとめていただいた。この報告書は、諮問会議に報告させていただくとともに、今後も循環型経済社会の実現に向けて努力していく。

(小宮山会長)本日の専門調査会を終了する。

(以上)