21 経済収れん条件は、財政、物価、長期金利、為替相場の4項目について、5つの基準を定めている。(1)財政は、一般政府財政赤字GDP比が3%以内かつ一般政府債務残高GDP比が60%以内であること、(2)物価は、直近1年間の消費者物価上昇率がインフレの最も低い3か国よりも1.5%ポイント以上高くないこと、(3)長期金利は、直近1年間の長期金利がインフレの最も低い3か国よりも2%ポイント以上高くないこと、(4)為替相場は、欧州為替相場メカニズム(ERM)に深刻な緊張なく2年以上参加していること。