8 中国で、男女の出生バランスが崩れているのは、一人っ子政策により、家を相続する男児を望む親が多いことが背景にあるとの見方がある。また、インドでは、結婚の際の女性側の持参金(ダウリー)が高額であることから女児が敬遠される傾向にあるといわれている。なお、国連開発計画『アジア太平洋人間開発報告書』(2010年3月)は、女児と男児の出生比率の世界平均が100:107であるのに対し、東アジアの平均が100:119となっていることを指摘している。