6 原則として2045〜50年に1.85に収束すると仮定しているものの、一部の国については異なる仮定が置かれている。例えば、出生率低下が始まったばかり、または出生率が低下し続けているが2005〜10年の値が2.1を上回る国の場合は、国連が作成した人口モデルに基づいて出生率が低下し、1.85となった時点で一定となると仮定される。また、2045〜50年時点で1.85を上回る場合は、その値を用いる。一方、出生率の低下が継続し、2005〜10年の値が2.1を下回る国においては、推計期間の初めの5〜10年間はその国の傾向に従った後、2045〜50年まで5年ごとに0.05ずつ単調に増加すると仮定される。このため、出生率が非常に低い水準にある国の中には、1.85に到達しない国もある。具体的には、韓国の2045〜50年の出生率の予測は、中位推計で1.59、低位推計で1.09、日本は中位推計で1.6、低位推計で1.1。