11 1998年の国連の世界人口白書では、「現在の開発途上国における出生率の低下により、今後15年から20年間にわたって「人口ボーナス」、すなわち生まれる子供の数が少ない一方で若い人々の労働力が膨張するという可能性が生じる。(中略)途上国の中にはこの人口ボーナスを既に活用している所もあり、また出生率が低下し、人口ボーナスが到来するのを待っている所もある。多くの途上国では、今後10年間が重要な期間になる」と述べられている。