7 中間層の定義は研究者により様々であり、各国横断的に中間層の所得額の範囲を設定する場合もあれば、各国ごとに異なる相対的な所得範囲(例:各国中位所得の75〜125%相当等)を設定する場合もある。OECD(2010)では、前者の概念によって、国際的な中間層(global middle class)を「購買力平価ベースの1日の一人当たり平均所得が10〜100USドルの間にある家計」と定義している。