26 ユーロ導入のためのマーストリヒト収斂基準のうち、財政基準は、財政赤字GDP比3%以内、債務残高GDP比60%以下である。しかし、04年のユーロスタットの報告書によると、ギリシャの財政赤字GDP比は2.5%→4.3%(98年)、1.8%→3.4%(99年)、債務残高GDP比は105.8%→112.4%(98年)、105.2%→112.3%(99年)であり、参加を決めた98年当時においても基準を満たしていなかった。