91年に勃発した湾岸戦争による原油価格の急騰等により、インドの経常収支は大幅に悪化し、外貨準備は輸入月数で1か月程度という危機的水準にまで減少した。このため、インドはIMFや世界銀行の支援を受けることとなり、以降経済自由化路線へと転換することとなった。