オバマ大統領は、2月26日に発表した予算教書において、金融安定化のための追加的な資金として2,500億ドル(ネット費用のため、一時的な支出額は7,500億ドルと見込まれる)の計上を提案している。4月2日には、上下両院で来年度予算の大枠を設定する「予算決議」が可決され、歳出総額はおおむね予算教書に沿った内容となったが、金融安定化のための追加資金については、議会の反発もあり同決議に含まれていない。なお、4月29日に可決された修正予算決議においても、同資金は含まれていない。