ここでは、独立行政法人経済産業研究所が提供する貿易データベースである「RIETI-TID2006」を用いて、貿易財をその性質から一次産品(同データベースでは「素材」とされているが、ここでは一次産品とした。)、中間財、最終財に分け、中間財と最終財の輸出入をみる。同データベースの分類は、国連のBEC(Broad Economic Categories)分類を基に、貿易財の生産工程における性質から各産業の貿易データを集約し、SNAの基準により分類したものである。なお、中間財はその性質からさらに部品、加工品の2種類に、最終財は同じく資本財、消費財の2種類に分類されるが、ここでは、中間財は一括して取り扱い、最終財は資本財と消費財に分けて取り扱う。