Mckinsey&Company(2008b)では、湾岸協力会議(GCC)諸国の対外投資戦略にみられる変化として、収益率のみに着目するのではなく、自国のスキルの向上、技術移転、自国産業の多様化等につながる対外投資を重視する傾向にあることや、ファンドの運用を外部のファンドマネージジャーに委託したり、フォンド・オブ・ファンズへの投資に振り向けるのではなく、運用に直接的に関与する内部運用型にシフトする傾向にあることなどを挙げている。また、投資先として欧米諸国から新興国へとシフトする動きもあるとしている。