新興国の資金余剰又はアメリカの資金需要は裏表の関係であり双方の因果関係を特定することはできないが、この間、アメリカの金利が上昇するのではなくむしろ低下していることを踏まえ、新興国の資金余剰の存在を重視する見方がある(Xafa(2007)等を参照)。