3 物価上昇率の分散低下の背景の一つとして、インフレ持続性(inflation persistence:一度インフレが起こるとしばらくその状況が続く)の低下が指摘されている。現時点で必ずしも結論が得られたわけではないが、多くの分析でインフレ持続性は低下した、との結果が得られている(Melick and Galati (2006)) 。