46 公的年金体系は、従来の2階建て構造(基礎年金+付加年金)から「所得比例年金」へと一元化された。他方、「最低保証年金」が導入され、所得が一定水準に満たない場合、国庫から不足分が上乗せされることとなった。また、給付と負担のゆがみを軽減するため、従来の「確定給付制度」を「確定拠出制度」に変更するとともに、財政悪化に対応するための自動給付調整メカニズムが導入された。