実際、06年以降、米国の経常収支赤字は名目GDP比でみて、緩やかではあるが縮小に向かっている。ただし、今後については、家計の過剰消費については、家計の債務残高が高水準となっていることもあり縮小に向かう可能性が高いが、他方で、金融市場安定化策等の実施に伴い財政赤字が拡大していることから、引き続き経常収支の改善が続くかどうかは不透明である。