22 被害地域はドイツ東部(エルベ川流域)および南部(ドナウ川流域)。被害総額は226億ユーロ(対GDP比1.1%)ともいわれる。ドイツでは1999年から2005年にかけて、段階的な個人所得税、法人税の減税が行われているが、洪水被害に対する復興費用の支出増を受けて、2003年には2001年に引き下げられていた法人税率(30、40%→25%)を一時的に引上げる(25%→26.5%)ほか、予定されていた個人所得の最低税率及び最高税率の引下げ(19.9%→17%、48.5%→47%)の見送りなどの増収措置が予定されている。