第13回 経済審議会企画部会議事概要
1.日時:
平成7年11月2日(木) 14:00 ~16:00
2.場所:
特別会議室(1230号室)(第4合同庁舎12階)
3.出席者:
(部会委員)
長岡實部会長、嘉治元郎部会長代理、星野進保部会長代理、
天野明弘委員、今井敬委員、岩田一政委員、大沢真知子委員、
貝塚啓明委員、黒田昌裕委員、神代和俊委員、高丘季昭委員、
中村仁委員、奈良久彌委員、福井俊彦委員、福川伸次委員、
松本健一委員、鷲尾悦也委員
(事務局)
小林事務次官、竹島官房長、井出日銀政策委員、土志田総合計画局長、
金子総合計画局審議官、竹本総合計画局審議官、志賀計画課長
4.議題:新経済計画素案について
5.審議経過
- 1)新経済計画の素案について事務局から説明
- 2)主な審議内容
- 全体に良く整理されている。しかし、もう少しメリハリを付けて、現状の深刻さ、構造改革の必要性についてさらに強調してまとめたらなお良いとの意見があった。
- 我が国システムは5、6年前までは一人勝ちの状況であったが、今は置いていかれている。しかしアメリカのようになるのも不安があり、日本的システムの中で良いものとアメリカ的なもののバランスが難しいとの意見があった。
- 構造問題とは何か、構造改革には痛みが伴うのかハッキリ書き込んだ方が良いとの意見があった。
- 日本経済の迷走に対して国民の不信感が高まっており、それを払拭する決意を表明するのがよいとの意見があった。
- 人材の育成に関しては、創造性の重要性を強調して欲しいとの意見があった。
- 労働市場については、欧米では正規の雇用が増えず派遣労働等の非定型労働が増えている。今後我が国でもこの問題が非常に大きな問題になると考えられるとの意見があった。
- 情報産業は将来成長が期待されるが、現在日本は特にソフトの分野で遅れており、危機感を持って考えないといけないという意見があった。
- 経済政策協調は、国内の経済を犠牲にして他国を慮ることではなく、他国を十分に認識しながらも基本的に国内を念頭においた政策を実行していくことが、結果的に世界経済全体に資すると考るべきだとの意見があった。
- 社会への共同参画については、女性、高齢者が対象であるイメージが強いが、その他の多様な個人や組織も一緒になって参画すると考えるべきだとの意見があった。
- 3)次回開催予定
11月14日(火) 午後2時から午後4時
(以上)
[問い合わせ先]
経済企画庁総合計画局計画課
直通 3581-1041