経済審議会総会議事概要
1.日時:
平成9年12月10日(水) 10:00~11:30
2.場所:
内閣総理大臣官邸ホール
3.出席者
(敬称略)
(委員)
豊田会長、長岡会長代理、稲葉委員、角道委員、金井委員、川勝委員、香西委員、佐々波委員、下村委員、鶴田委員、豊島委員、星野(昌)委員、水口委員、村田委員、諸井委員、山口委員、和田委員
(内閣官房)
内閣官房長官、事務官房副長官、首席内閣参事官、内閣内政審議室長、内閣広報官
(経済企画庁)
経済企画庁庁長官、経済企画政務次官、経済企画事務次官、経済企画審議官、官房長、調整局長、国民生活局長、物価局長、総合計画局長、調査局長、経済研究所長
4.議題
- 「構造改革のための経済社会計画-活力ある経済・安心できるくらし-」の推進状況と今後の課題
- 経済社会展望部会、経済主体役割部会の審議状況について
他
5.議事内容
(1)経済企画庁長官より挨拶
(2)「21世紀を切りひらく緊急経済対策」について
調整局長から、11月18日に決定された政府の経済対策について説明。
(3)「構造改革のための経済社会計画-活力ある経済・安心できるくらし-」の推進状況と今後の課題について
総合計画局長から、平成9年度経済計画フォローアップ報告である同報告書について説明、その後質疑応答を行い、同報告書は了承された。なお、委員から以下のような意見が出された。
- 需要不足、金融システム不安を解消していくことを大胆に言明する必要がある。
- 海外が日本経済を見る目が厳しいということに踏み込む必要がある。
- 政府・与党が一体となって危機的状況を緊急に打開することで、安心できるくらしにつながる。
- 金融システム安定のために公的資金がどのように使われるか、納税者は厳しい目で見ている。預金者保護を明確にしてもらいたい。
- 規制緩和は国民生活の向上につながるものであるが、一方で、情報開示、市場監視、弱者救済措置についても十二分な配慮が必要。
- 地球環境問題については、議長国として、取り返しのつかないことがないような対策を立てて欲しい。
- 日本の場合、政策が決定されるまでのラグが長いという問題がある。政策決定の仕組みについて考える必要がある。
- NPOについての記述があることは評価に値する。
(4)内閣総理大臣挨拶(官房長官代読)
豊田会長より「『構造改革のための経済社会計画-活力ある経済・安心できるくらし-』の推進状況と今後の課題」を総理に代わり出席した官房長官に手交。その後、現在の経済審議会での調査・審議を通じて、構造改革後の経済社会の将来展望を明確に描き国民に示すことは極めて重要であるとの旨の総理挨拶の代読を官房長官が行った。
(5)経済社会展望部会、経済主体役割部会の審議状況について
経済社会展望部会部会長代理及び水口経済主体役割部会部会長より、それぞれ、経済社会展望部会、経済主体役割部会の審議状況について報告があった。
以上
本議事概要は速報のため、事後修正の可能性があります。
(連絡先)経済企画庁総合計画局計画課
宮原、佐藤
電話 3581-1041