経済審議会政策推進部会議事概要
1.日時
平成12年6月20日(火) 15:00~16:05
2.場所
経済企画庁特別会議室
3.出席者(敬称略)
(委員)
水口 弘一 部会長、安土 敏、荒木 襄、伊藤 進一郎、江口 克彦、角道 謙一、木村 陽子、嶌 信彦、清家 篤、高橋 貞巳、高橋 進、田中 明彦、村田 良平、森尾 稔、森地 茂
(経済企画庁)
中名生事務次官、坂官房長、牛嶋総合計画局長、永谷総合計画局審議官、塚田総合計画局審議官、仁坂企画課長、藤塚計画課長 他
4.議題
・政策推進部会報告案について
5.議事内容
政策推進部会報告書案について
以下のような質疑が委員からあった後、部会長一任ということで基本的な内容については了承され、経済審議会総会に報告されることになった。
- ITについては地方公共団体の役割が重要。
- ITのソフト、ハードの面でいわゆる弱者に使いやすいものを、政府も積極的に開発すべきではないか。
- 意味のわかりにくいカタカナ語を使いすぎではないか。
- 大学の評価については、客観的であろうとするあまり、官僚的になり過ぎないようにするべきである。
- 「あるべき姿」の内容と比べると、人間らしさやゆとりある生活ということから、経済の活性化という方向にかなり力点が移っているのではないか。ITについても人間らしい生活という観点があったほうがよいのではないか。
- 地方にはよい技術を持った中小企業が多く存在するが、なかなか情報発信できないでいる。ITやグローバル化はそのような中小企業にとってプラスだが、地方にはITのインフラや知識が共有されていないように感じる。ITに関しては裾野を広くしていくべきではないか。
- サミットでITのことが取り上げられるようだが、この報告書と何か関係はあるのか。
- アジア地域の中での役割について、台湾に関する記述がないが、経済的に日台の関係は非常に大きく、これなしにアジア経済は考えられないのではないか。
- この10年間で、IT以外にもやっておく必要なものがあると思うが、そのようなことはここでは論じないのか。
- ビジネス方法の特許については、独創性を保護することや手続を迅速にすることが重要である。
- 年齢よる一律的な取扱いに関して、募集・採用時の年齢制限が例示されているが、これは定年と比較して緊急に深刻であるという問題意識なのか。
- 他人のプライバシーの保護など、ITに対する倫理性を教えていくことが必要ではないか。
- 企業会計基準を世界的に統一していくことも、国際金融における環境整備の面で重要。
以上
本議事概要は速報のため、事後修正の可能性があります。
(連絡先)経済企画庁総合計画局計画課
宮原、阿部
電話 03-3581-1041