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浜野内閣府審議官記者会見要旨 平成19年9月10日

(平成19年9月10日(月)
15:01~15:14
 於:記者会見室)

1.発言要旨

今週は、12日夕刻、経済財政諮問会議を開催いたします。議題は、経済財政諮問会議の今後の課題についてということです。
 私から特に他に申し上げることはございません。何かございましたら、どうぞ。

2.質疑応答

(問)幹事社から2点ばかり。
 今朝のGDPの改訂値なのですが、設備投資が若干マイナスの成長ということですが、これに関する所見を頂きたいというのがまず1点。
 それから、先週発表されたアメリカの雇用統計の方も少し悪化気味で、海外経済の国内への波及をどう考えるか、この2点についてお伺いできますでしょうか。
(答)まずGDPの確報ですが、1次推計以後のデータを入れて再推計をいたしました。前期比マイナス0.3%で、マイナス成長になったということです。原因については、主として法人企業統計の発表に伴います設備投資の下方修正によるものだと思います。このところGDPの四半期毎の数字が少しぎくしゃくしておりますが、少し長い目で上半期・下半期・年半期ベースで見ますと、引き続き成長しているということです。景気回復の基調そのものは変わっていない、続いていると考えております。
 それから、先週アメリカの雇用統計が発表されまして、若干のマイナスでした。大変注目をされております統計であり、久し振りにマイナスになったということですが、失業率については4.6%で横ばいであったということです。単月の動きでありますので、よく見ていく必要があると思います。
 ただ、サブプライム住宅ローンの問題で、いろいろなことが起きている状況です。金融資本市場の動きが直ちに実物経済、実体経済に深刻に波及してきているという状況ではないと思いますが、引き続き内外の経済情勢をよく注視していく必要があると思います。
(問)設備投資については大幅なマイナスになったわけですが、先行きをどうご覧になっていらっしゃいますか。
(答)確かに法人季報でも大幅減ということでして、GDP統計にもそれが反映されたということです。ただ、設備投資の年度を通じた見方については、例えば日銀の短観でありますとか、その他金融機関の調査などで見ましても、19年度増加の方向ということではあると思います。法人季報でも、企業収益自体は引き続き好調ということです。引き続き設備投資の先行きを注視していく必要があるとは思いますが、今のところ、経済見通しなどでお示ししておりますように、昨年度に比べて本年度は伸び方は減速しますが、引き続き増加していくという見通しには変わりないと思っています。
(問)2次QEについて、1次QEと2次QEの精度を高めるために今回から変更した推計方法が入ったわけですが、精度を高める努力をして結果的にマイナスになり、フローが変わったことについて御所見をお伺いします。
(答)この辺の事情は、既に午前中御説明をしていると思いますが、QEの精度を高めるため、在庫について今回推計方法を改めたわけですが、在庫については、今回少なくとも4-6月期については、従来の方法よりもかく乱を少なくする方向で働いていると言えるということです。
 ただ、今御指摘のように、もともと手が着いておりません法人季報を入れる前の推計と入れた後の推計というところについては、いろいろ研究しておりますが、今の方法よりも良くなるというやり方がまだ見出せていないという実情にあります。
 結果として、ゼロ近傍の動きなものですから、プラス成長からマイナス成長に、結果が少し異なることになっております。私どもとしては、引き続き国民経済計算会議等でこの推計方法の改善に取り組んでいきたいと思っておりますが、今現時点で設備投資についてこうすべきという案を持ち合わせていないのが実情であります。これから年末にかけて確報の作業も出てまいりますので、確報段階での改訂もあると思います。引き続き私どもの課題としてさらに研究していきたいと思っています。
(問)さらに確認なのですが、さまざまな指標が下向きな動きを示す中で、今は景気の節目を迎えているという御認識はあるのでしょうか。
(答)このところ災害等の影響もあると思いますが、全ての統計ではありませんが、余り良くない、注意すべき指標が出ているのは事実であろうと思います。  ただ、他方で、企業収益や雇用など、それなりに良い指標も出ているわけでありまして、経済の循環のメカニズム自体が一時的に滞るというような局面といった認識には立っておりません。もちろん注意すべき信号がありますので、よく見ていかなければならないとは思っております。
(問)景気の踊り場という言葉もありますが、今のメカニズムが滞る認識でないというのは、踊り場でもないと認識されていらっしゃるのでしょうか。
(答)昨年から今年にかけて、消費が弱くなったり、消費が少し戻ってくると生産とか企業部門で一部弱くなるというようなことで、全て良いということはなかなかない状況で推移してきているわけです。逆に言いますと、どこかよいところがある、ずっとそういう状態で来ているということも事実であります。今御指摘の、長い今次景気回復の過程で2回踊り場といいますか、停滞局面があったわけですが、あの2回に比べてみますと、先ほど申しましたように、経済の循環メカニズムが滞っているというようにはなっていない、ほとんど全ての分野で停滞するというようなことではないと見ております。

(以上)

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