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第4章 ITの普及と家族

高齢者向け商品やサービスの開発

高齢化とIT化が進展する中で、高齢者がITを自ら活用し、生活の利便性を高めるとともに、高齢者が安心して安全に暮らせるための環境が重要となっている。

最近では、高齢者の利用のしやすさに特に配慮したIT関連の商品やサービスが発売されてきている。具体的な事例として、パソコンでは、表示文字やアイコンを拡大するなど画面の見やすさを追求したり、複雑な操作を容易にするソフトの開発等が行われている。また、移動電話では、表示文字を大きな見やすい文字にし、文字の背景の色も工夫したり、よく使うボタンを従来よりも押しやすく配置した機種も発売されている。

また一人で暮らす高齢の親等の安否確認ができるようになってきている。親が電気ポットで湯を沸かしたりすると、内蔵の無線装置を通じ、使用状況が子どもにメールで自動的に伝えられる。どんなに離れていても、親が生活していることをどこからでも把握できる。

人工衛星と移動電話を使った測位システムを利用し、専用の機器を持っている人の場所が確認できるサービスも始められている。専用ホームページに自分の移動電話やパソコンを使ってアクセスすることで、対象者の現在位置を確認できるだけでなく、サービス提供者に依頼をすれば、対象者の捜索および安全確保まで行ってもらえるサービスである。

 

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