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第4章 ITの普及と家族

2.ITによる働き方の変化

テレワークへの期待

すでにみてきたように、家族や国民のライフスタイルにとって、「働き方」にいかに多様な選択肢を与えられるかが重要な課題となっている。

近年、インターネットを活用して働くテレワークと呼ばれる労働に従事する人が徐々に増えてきている。このような働き方の普及が、人々に柔軟な働き方の選択肢を与えるとの期待が高まっている。

テレワークにはさまざまな定義があるが、ここでは情報通信ネットワークを活用して、時間と場所に制約されることなく働くことと定義する。テレワークでは自宅等で仕事を行うことができることから、通勤に要する時間等の負担が軽減され、個人の能力や家族の事情にあわせて勤務形態を自由に選ぶことが可能となる。たとえば、育児期にある親も、テレワークによって自宅で仕事ができるようになれば、子育ての負担を軽減できたり、子育てと仕事の両立が容易になると考えられる。こうしたことから、テレワークは、一般に、仕事の効率の向上やゆとりある生活の実現に貢献すると考えられる(第4−11表)。

では、このような働き方をどれくらいの人が行ってみたいと考えているのだろうか。東京圏、大阪圏の20代から50代のビジネスマン・OLを対象としたTIS「TISパソコン活用度調査」(2001年)によると、企業等に勤めている人のうち、2割の人が、「在宅ワーク」を今後パソコンで新たにやってみたいと回答している。

 
第4-11表 テレワークがもたらす効果

第4-11表 テレワークがもたらす効果

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