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第3章 次代を担う子どもと家族

6.まとめ

これまでの子育ては、親や祖父母等家族が行う活動として位置づけられ、近所の人等地域に暗黙のうちに支援され成り立っていた。しかし、経済社会の変化や家族の多様化にともない、家族や地域の子育て機能は低下しており、社会全体で子育てを支えていくという考え方が重要である。こうした中、保育所や幼稚園等はすべての子育て家庭を支援するために重要な役割を担うことが期待されている。また、地域の自主的な取組みを活性化し、地域で子育てを支える機能を回復していくことも重要である。さらに、我が国の社会経済状況の変化に対応して、子育て中の就業者に対する支援が求められており、保育所等の保育サービスの拡充を早急に実現するとともに、育児休業制度等必要な就業者支援策を充実していく必要がある。

子どもの教育については、教育を受ける意欲と能力のある人に、確実に教育の機会が開かれる必要があるとともに、豊かで多様な人材を育てることが重要である。そのためには、奨学金の充実等個人の自助努力を支援する施策を充実する必要がある。また、多彩な教育理念に基づく私立の小・中学校の設置の促進や公立学校の運営に地域が参画すること等、現在進められている教育分野での構造改革の推進が重要である。

 

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