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第3章 次代を担う子どもと家族

コラム 高卒無業者とフリーターの増加

高等学校卒業後、就職も進学もしていないことが明らかな者(外国の大学等に入学した者を含む。)の推移をみると、1992年に8万5千人(無業者率5%)だったものが、2001年には1.5倍の13万人(同10%)にまで増加している。高卒の無業者が増加している背景には、近年高卒者の就職率が低下してきていること等が考えられる。このような高卒無業者の中には、フリーター(パート、アルバイトなどの非正規雇用者)となる人も多いようである。

当初就職活動をしていたが、高校3年の1月までに就職を希望しなくなった人の中で、フリーターとなった人の割合は、男性で29%、女性で56%となっている(図1)。これに対し、大学等に進学(進学先決定者および進学先未定者)する人の割合は、男性で50%、女性で30%となっている。

高校卒業後フリーターとなる人がいる背景として、親の養育態度の影響もあると考えられる。文部科学省「高校生の就職に関する実態調査」(2001年)によれば、若者のフリーター志向を容認し、またはやむを得ないとしている保護者は7割を超えている。また、親の経済的豊かさと学卒直後の就業状況の関係をみると、「豊かである」と考えているほど正規雇用者である割合が高くなっている(図2)。


 

図1 就職を断念した女性で高いフリーターとなる割合

図1 就職を断念した女性で高いフリーターとなる割合


 

図2 親の豊かさと子どもの就業状況

図2 親の豊かさと子どもの就業状況

 

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