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第3章 次代を担う子どもと家族

教育の満足度

次に、教育に対する満足度についてみてみよう。

当府「青少年の生活と意識に関する基本調査」(2000年)では、学校に通う人に学校の学生生活の満足度を聞いている。これによれば、「あなたは、今の学校での生活が楽しいですか」という問に対し、楽しい(「楽しい」+「とても楽しい」)と答えた人は、小学生(小学校4年生から6年生)の92%、中学生の89%となっている(第3−23図)。また、「あなたは、現在の学校生活にどのくらい満足していますか。」という問に対し、高校生の84%、大学・大学院生の86%が満足している(「まあ満足である」+「満足である」)と答えている。

このように、学校に通っている人の多くが学校生活に満足しているが、一般的には教育の満足度は高くはないようである。当府「国民生活選好度調査」では、15歳から74歳までの男女に教育の満足度を聞いているが、「小・中学校で子どもの能力を伸ばせる教育を受けることができることが重要である」と考えている人は70%程度と高い割合で推移しているものの、実際にそのような教育を受けることができていると考えている人は、84年以降減少を続け、99年にはわずか15%となっている(第3−24図)。

教育に対する満足度が低下しつつある中で、近年、私立の学校に魅力を感じる人が増えている。文部科学省「学校基本調査」によれば、私立の中学校に通う人の割合は、85年の3%から2001年は6%と上昇を続けている。私立の学校では、公立と比べて個性的な校風を持ち、建学の精神に則して特色ある教育が行われている。教育の満足度を高めるには、私立の小・中学校の設置の促進や、公立学校の通学区域制度の弾力的な運用等により多様化を図ることも考えられる。

 
第3-23図 学校生活に満足が大多数

第3-23図 学校生活に満足が大多数


 
第3-24図 低下する教育の満足度

第3-24図 低下する教育の満足度

 

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